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レーザー治療、睡眠時無呼吸症候群

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2018年 新年のご挨拶

2018/01/06

2018年あけましておめでとうございます。
新しい年を皆さんとともに元気に迎えられたことをうれしく思っています
今年の抱負は、少し大げさになりますが、多分皆さんと同様に2020年の東京オリンピックが一つの節目と考えています。

僕の目標は、インターネット利用での患者さんとの双方向性の情報交換と、英語などの多言語化です。
もちろん、保険上の問題、個人情報の安全性の問題、言語上の誤解による誤診や指示間違いのリスク、過重労働化問題(恥ずかしながら私の帰宅は、残業で深夜に及ぶ日が多いです)など、問題山積ではあります。しかし、新しい目標に進むワクワク感をいつも持っていたいと思っています。
変化する時代の中で医療を考えるときに、国際情勢や経済状況を抜きに語ることはできないと思います。現在の素晴らしい国民皆保険のシステムでこのままの地域医療を運営することが継続可能か、日本は大きな困難に直面しています。医療行政にかかわることなので、一開業医の思案では解決できませんが、医師会などの組織力や政治をつかさどる人たちへの提言で、少しずつ世の中が改善すればいいと思います。

乱暴な意見であることを承知で発言させていただくならば、これからの私たちの社会に必要な工夫は、小児医療と教育費の無料化と、残念ながら高齢者医療費の削減だと思います。高齢者医療費は、薬剤の品目を選んだ特許を国による買取りでの安価な薬品の提供や、診療報酬の上限設定などで支出を絞り、若い世代への医療や教育の原資に充てる案です。高額な医療を希望する場合は自由診療という選択肢を用意します。患者さんと医療業界両方に痛みを伴いますが、現在の少子高齢化という国難には荒療治も必要ではないでしょうか。
税収が57兆円、予算が97兆円、40兆円の借金(国債)、医療費が42兆円という現実。
普通に初老の域に入った国民の一人として、若い世代のための痛みは全員で共有し耐えるべきと思います。
年金でよく語られるのが、若者何人で老人一人を支えるか、という図式。わかりやすいイラストがテレビの画面に登場しますよね。その逆に、老人何人で子供一人の成長を支えるか、という発想はどうでしょう。この国の将来を、夢のある未来を大人がみんなで支える。ちょっといい話じゃないですか笑?

そのためには新たな立法としてのルール作りが急務でしょうし、個人の権利を強く振り回さない、他人の痛みを共有できる意識があるとうれしいですね。
宗教家のような優等生発言を好んでするつもりはありませんが、困難な時代の解決策を探していきたいものです。

2017年度の治療実績は、105件のアレルギー性鼻炎のレーザー治療を行いました。結果は良好でスギ花粉症やハウスダストのアレルギー患者さんの症状改善に役立てました。
睡眠時無呼吸症候群では99名の患者さんに検査を行いました。11名の患者さんに新規にNasal C-PAPの治療を開始しました。29名の患者さんに提携の歯科の先生の協力で口腔内装具の治療を開始しました。2名の無呼吸症候群のお子さんに扁桃アデノイド手術の紹介を行い、結果は無呼吸といびきの消失でした。
現在135名の患者さんにNasal C-PAP治療を行っていただいています。

また、横浜市立大学病院・昭和大学藤が丘病院・昭和大学横浜市北部病院・聖マリアンナ大学病院・北里大学病院・帝京大学溝の口病院などと連携して、精密検査や手術をお願いしています。
横浜市緑区の公立小学校・中学校を中心に7校の学校の学校医をお引き受けしています。
横浜市学校保健会では理事として協力しています。
横浜市緑区医師会では災害医療担当理事をお引き受けしています。
これからも信頼していただける耳鼻咽喉科医を目指して日々研鑽しています。
今年もよろしくお願いいたします。