| 睡眠時無呼吸症候群 |
治療方法
中等度以上の無呼吸の場合、治療の方法は4つあります。
1番目は、減量です。
肥満がない人に減量の必要はありませんが、無呼吸の人の多くは肥満があり、栄養指導を含めたダイエットプログラムが有効です。
2番目は、手術です
扁桃腺やアデノイドの肥大がある人には、手術がある程度有効です。扁桃摘出術やアデノイド切除術を組み合わせた手術治療です。
小児の無呼吸では、扁桃腺やアデノイドの肥大が犯人の場合が多いので、手術が有効な症例が多いです。
成人の場合は、それ以外の原因での無呼吸が多いので、手術が有効な症例はあまり多くはありません。
その判断には咽頭所見が重要で、きちんと耳鼻咽喉科の専門医に診察してもらう必要があります。
3番目は、歯科装具による治療です。
歯科で、ご自分のあごに合わせた、専用の治療用マウスピースを作り、毎晩それをつけて寝る方法です。
とても簡単で、旅行時でも便利です。しかし、重症度が高い人は効果が不十分な場合があります。
歯科医院に数回通ってもらい、値段はトータルで2万円程度かかります。
総入れ歯の人は残念ながら不可能で、自分の歯が上下合わせて最低8本程度(※)必要です。
毎日つけるものですから、耐用年数は3年程度です。
※ 8本の場合、状態・個人差によりできない場合もあります。
4番目は、機械を使う治療です。
戦闘機のパイロットの酸素マスクのようなものをつけ、機械で空気を鼻から送り込みながら寝る治療です。
これは最後の砦の治療で、重症の無呼吸の人はこの治療しかありません。
この治療で、ほぼすべての無呼吸の症状は無くなります。
機械の治療を始めた次の日から、無呼吸が改善されたことを体感できます。
多くの人が、翌日から朝の頭重感や昼間の眠気が無くなります。
しかし、中には咽頭乾燥感や圧迫感で、継続使用が難しい人もいます。
冬期に不快な症状が出やすい様です。
機械を購入すると30万円程度するようですが、レンタルが可能です。
レンタル料はつきに1万5千円程度で、重症の無呼吸の人には保険が利きます。
3割負担なので月に4500円ほどです。
健康保険を使用するためには、毎月の通院が必要です。



