宮城県女川町の中学生に毎夏、横浜市周辺で就業体験を行うプログラムを提供・サポートするグループです。
サマーキャンプ休止のご連絡
新緑の季節になりました。
私たちは、2012年から2015年まで4年間4回にわたり、皆様のご支援をいただきながら「女川中学生職業体験サマーキャンプ」を行ってまいりました。
本年2016年、このキャンプを残念ながら一時休止する事をご連絡いたします。
1つは、熊本で発生した大地震です。
5年前の東北の時とは規模や種類の違う地震災害でしたが、私たちのメンバーの中の関係者が熊本で被災され、そちらへ緊急の支援を行っています。元々小さな団体の私たちにとって、2つの活動の両立は困難なのです。特に今、例年であればキャンプの準備に専念しなければならない時期に十分な準備が行えないことは、安全に女川の子供たちをお預かりできないと判断しました。
2つ目は、女川を含めた東北の復興状況です。
女川町ではJRが再開し、新生女川を象徴する駅舎や、女川温泉、そして駅前商店街が完成しました。水産の町女川を支えるマスカーや地場産業の工場。いよいよ始まる新しい街づくり。そこには5年前の悲しく固まった町の表情ではなく、前を向いて顔を上げる瞳の強さがあります。
復幸祭やさんま収穫祭を応援するたくさんの人々。女川のイベントに笑顔で集う人々。女川さんまと横浜中央卸売市場の絆「愛と勇気とさんま」の活動。復興ドキュメンタリー映画「サンマとカタール」。女川にかかわる人たちとご一緒すると、心に流れ込む温かさを感じます。
もちろん震災の前とは比較出来ないでしょう。しかし、多くの人達から愛され支えられている
女川の姿を見て、私たちは活動に一区切りをつけることにしました。
3つ目は、私たちの組織の事情です。
2011年の立ち上げからから活動してきた中心メンバーの一人が、活発な活動が困難になりました。
そのメンバーは宮城県在住で、女川とのやり取りをほぼ引き受けていました。そのメンバーの活躍抜きではこのキャンプは存在も継続も出来ませんでした。他の人に参加してもらうという選択はあります。しかし現実には困難でした。何より立ち上げからこの活動を支えてきた大きな柱の一つが欠けることは、この活動の存在意義にもかかわると私たちは判断しました。
結論として、今年のキャンプは休止いたします。今後の活動内容は未定です。
これまでの4年間に、たくさんの方々の協力をいただき行ってきたキャンプですから、少数の動向で活動を休止してしまうことに議論があることは承知しています。そうした皆様のお気持ちを含めて今後の自分たちの立ち位置を確認していくつもりです。
未来へと歩き出した女川の方々の足音を聞きながら、私たちも拙い伴走者として共に歩き続ける気持ちと、また次のステップへの覚悟を持っていることをお伝えいたします。
6月に女川中学に、これまでいただいた協力のお礼をこめてご挨拶に伺う予定でいます。
昨年参加してくれた生徒諸君の顔を見れるかなと楽しみにしています。
今年のキャンプの代わりにはなりませんが、小さなサプライズを携えて行くつもりです。
4回のキャンプに参加してくれた生徒諸君にとっては短いお付き合いでしたが、これからものんびりと応援していきたいと思っています。
最後になりましたが、4年間にわたり私たちのキャンプに多大なご協力をいただいた、女川中学校の皆様、横浜中央卸売市場・南部市場の皆様、昭和大学横浜市北部病院の皆様、ロイヤルホスト・ロイヤルホールディングスの皆様、大活躍だった大学生チューターの諸君、そしてご支援いただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
2016年5月吉日
みやぎ女川被災地教育支援プロジェクト O-JIS（Onagawa Junior Intern Support）
15年度サマーキャンプの無事に終了しました
15年度も6名の中学2年生が参加し、職業体験キャンプを行うことが出来ました。報告書も完成しました。
活動報告書はコチラ＞＞＞
15年度サマーキャンプの参加者が決まりました
今年も6名の女川中学生が参加してくれます。
14年度サマーキャンプの無事に終了しました
真夏のキャンプは大盛況の中、終了しました。写真のアップなど宿題は山積ですが、14年度キャンプ報告書完成しました！
14年度サマーキャンプの参加者が決まりました
今年は6名の女川中学2年生女子が参加してくれます。ソフトボール部、テニス部、バトミントン部所属の元気な子たちです。
そして日程が決まりました。
8月5日(火)19時より、サポーターの皆さんと子供たちの歓迎食事会を行います。
14年度 第3回女川中学職業体験サマーキャンプの日程予定
日程：8月4日（月曜）～8月7日（木曜）
参加希望の方、thomas64@nifty.com 名古屋までご連絡下さい。